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ケロイド・肥厚性瘢痕治療の基本とちょっとしたコツ

皮膚疾患治療シリーズの情報誌『 To Dermatologist 』をwebコンテンツとしてご紹介していきます。

第4回ケロイド・肥厚性瘢痕治療の基本とちょっとしたコツ

日本医科大学大学院医学研究科 形成再建再生医学分野 大学院教授 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 部長 小川 令 先生

ケロイド・肥厚性瘢痕治療の基本とちょっとしたコツ

ケロイド・肥厚性瘢痕は、皮膚科に限らず多くの診療科において日常的に遭遇する頻度の高い疾患である。かつてはケロイド・肥厚性瘢痕は「治療できない疾患」といわれていたが、近年の研究によって発症原因が解明されつつあり、今では「治療できる疾患」「完治も不可能ではない疾患」となっている。しかし、適切な治療を受けないまま苦痛を抱えている患者はまだ多いと考えられる。

皮膚疾患治療シリーズの第4 回は、日本医科大学大学院医学研究科 形成再建再生医学分野 大学院教授、日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 部長で、瘢痕ケロイド治療研究会の代表でもある小川令先生に、ケロイド・肥厚性瘢痕治療の基本と“ちょっとしたコツ”を紹介していただいた。

小川 令 先生

小川 令 先生

【ご経歴】

  • 1999年 日本医科大学医学部 卒業、日本医科大学形成外科 入局
  • 2005年 日本医科大学大学大学院 修了
  • 2005年 日本医科大学形成外科 助手、会津中央病院形成外科 部長
  • 2006年 日本医科大学形成外科講師、同大学付属病院形成外科 医局長
  • 2007年 米国ハーバード大学ブリガムウィメンズ病院形成外科組織工学・創傷治癒研究室研究員
  • 2009年 日本医科大学形成外科 准教授、同大学大学院メカノバイオロジー・メカノセラピー研究室主任研究員
  • 2015年 日本医科大学大学院医学研究科 形成再建再生医学分野 大学院教授、同大学付属病院形成外科・再建外科・美容外科 部長
  • わが国におけるケロイド・肥厚性瘢痕治療の第一人者であり、「瘢痕・ケロイド治療研究会の代表として、「ケロイド・肥厚性瘢痕 診断・治療指針 2018」をまとめられた。
ケロイド・肥厚性瘢痕治療の基本とちょっとしたコツ

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